無印吉澤

Site Reliability Engineering(SRE)、ソフトウェア開発、クラウドコンピューティングなどについて、吉澤が調べたり試したことを書いていくブログです。

Building Secure and Reliable Systems 読書メモ - Chapter 7

SRS 本の読書メモです。 Chapter 7 は、Google での事例を中心に、変更にはその内容によって異なるタイムライン(短期、中期、長期)があることと、タイムラインの種類ごとに注意すべき点を解説しています。 事例情報がメインなので、要約してしまうと面白さ…

Building Secure and Reliable Systems 読書メモ - Chapter 6

月一連載になっている SRS 本の読書メモです。 Chapter 6 の "Design for Understandability" は、最初にタイトルを見たときから気になっている章でした。実際読んでみて、勉強になる考え方が多かったです。 じっくり英訳しようとすると全然先に進めなくなっ…

Building Secure and Reliable Systems 読書メモ - Chapter 5

SRS 本の読書メモの続きです。Chapter 5 はなかなか重たい内容だったので、この章のみでメモを上げます。 SRS 本はこちらから無償でダウンロードできます。 前回までの読書メモは SRS Book タグ を参照のこと。 Chapter 5. Design for Least Privilege 最小…

Building Secure and Reliable Systems 読書メモ - Chapter 3 & 4

SRS 本の読書メモの続きです。Chapter 5 が結構長いので、とりあえず Chapter 3〜4 の読書メモを書きました。 SRS 本はこちらから無償でダウンロードできます。 前回までの読書メモはこちら。 Part II. Designing Systems Part II (Chapter 3〜10) では、セ…

Building Secure and Reliable Systems 読書メモ - Chapter 1 & 2

今月中旬に、Google SRE による SRE 本の3冊目 "Building Secure and Reliable Systems" が無償公開されました。 www.publickey1.jp 以下のサイトから PDF, EPUB, MOBI 形式でダウンロードできます。過去の2冊は HTML で公開されていますが、今回は電子書籍…

Ansible で文字列比較の結果を boolean 変数に代入する方法

きっかけ 今回は、時々つまづく Ansible の変数の仕様に関するメモです。 最近、Amazon Linux 1(そろそろ完全に廃止しないといけない……)と Amazon Linux 2 で処理を分岐させたいことがあり、同僚にこういう書き方でできるよと教えてもらいました。 - name:…

SRE NEXT 2020 の個人的おすすめセッション動画

SRE NEXT 2020 のセッション動画が公開されました! SRE NEXT 2020 の参加者には、2/23(日)に「SRE NEXT 2020 参加者特典のご案内(セッション動画限定公開)」という Subject のメールが届いていると思います。 このメールに書かれている YouTube の URL から…

SRE NEXT 2020 にスタッフ参加しての感想(ロゴデザイン、CFP レビュー、司会などの裏話)

SRE NEXT ご参加いただきありがとうございました! sre-next.dev 1月25日(土)に、SRE に関する国内初の大規模テックカンファレンス、SRE NEXT 2020 が開催されました。私も、こちらのイベントにコアスタッフとして参加していました。参加者、登壇者、スポ…

2019 年に SRE をしながら考えが変わったこと

今回の記事は年末スペシャルです。 僕が SRE をしながらやってきた取り組みについては、今年も会社のテックブログに色々書かせてもらいました(職場の理解のおかげです。いつも感謝してます)。 ただ、それぞれのブログ記事の間を埋めるストーリーというか、…

Amazon Elasticsearch Service の認証・認可に関する面倒くさい仕様をなるべくわかりやすく説明する

はじめに 最近、仕事で Amazon Elasticsearch Service(以下、Amazon ES)を本格的に使う機会があって、認証周りの仕様で苦労させられました。 Elasticsearch を本格的に使う人は、自分で Elasticsearch クラスタを立てたり、Elastic Cloud を使ったりしてし…

「サテライトロッキー」の新バージョン「Satellite V2.0」が B-PUMP などのジムにも多数対応し、ムービーの共有機能も追加!

「サテライトロッキー」改め「Satellite V2.0」とは? 去年の10月10日に、「Rocky」というボルダリングジムが、「サテライトロッキー」というアプリを初めてリリースしました。 「サテライトロッキー」は、それまでに他のジムが提供していたアプリ(会員証程…

Admiral Stats のサービス提供終了に向けた作業予定

お知らせ(繰り返し) 先日お伝えした通り、2019年9月末をもって Admiral Stats のサービス提供は終了します。 Admiral Stats 上のプレイデータはすべて閲覧できなくなるため、必要な方は今月中(つまり明日まで!)にエクスポート機能を使って CSV ファイル…

Admiral Stats のエクスポート機能提供のお知らせ(2019年9月末まで使えます)

先日お伝えした通り、Admiral Stats のサービス提供は9月末をもって終了します。 その際にお約束していたエクスポート機能の開発が完了しました。 2019年9月末にサービスを終了するため、エクスポートしたい方はそれまでにお試しください。 muziyoshiz.haten…

Admiral Stats のサービス提供終了のお知らせ

大切なお知らせ 2016年9月から約3年に渡って、https://www.admiral-stats.com/ にて提供していた Admiral Stats のサービス提供を終了します。 今後の予定としては、8月末を目標に、プレイデータの一部に限定したエクスポート機能を実装するつもりです。その…

nginx.conf の location の優先順位を正しく理解する

最近、Nginx の location 設定の優先順位を誤解していて軽くつまづきました。このへん時々よくわからなくなるので、自分のためにまとめておきます。 情報源 公式の説明は、マニュアルの Module ngx_http_core_module ページ内の "location" の項にあります。…

Mercari Meetup for Microservices Platform #2 参加レポート

メルカリの Microservices Platform Team のメンバによる技術イベント Mercari Meetup for Microservices Platform #2 に参加してきました。 connpass.com どの講演も非常に面白くて、参考になりました。特に @spesnova さんによるマイクロサービスとその監…

SRE Lounge のスピンオフで、議論中心の新しい勉強会 "SRE Session" への誘い

SRE Session とは? イベントレポート SRE Session のスタイル 事前アンケート グループ分け テーマごとのサイクル Welcome talk Discussion Sharing 懇親会 感想 時間の長さ グループ分け 議論のまとめ方 参加者の総数 SRE Lounge の Slack ワークスペース…

SRE Lounge #8 の感想(取り入れたいと思った活動の話を中心に)

今週の水曜に、クックパッド社にて SRE Lounge #8 が開催されました。今回も参考になるお話が多かったです。 ちなみに、会場はキッチン付きの勉強会スペースで、さすがクックパッド!という感じでした。 SRE Lounge会場、さすがクックパッドという感じ。キッ…

SRE はサービス品質に影響しない程度の異常をどう扱うべきか?

今回の記事は、最近考えていたことのメモです。 ここ最近いろいろ考えていたのですが行き詰まってきたので、とりあえず課題意識を説明する文章だけ書いてみました。結論はまだありません。 障害と異常の定義 話の前に、障害(failure)および異常(anomaly)…

「入門 監視」を読みました

入門 監視 ―モダンなモニタリングのためのデザインパターン作者: Mike Julian,松浦隼人出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2019/01/17メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る あまりにシンプルなタイトルで話題になっていた「…

SRE Advent Calendar 2018 の個人的おすすめ記事(おまけ:Mackerel Drink Up の話)

12月は色々ありました。今回はそのへんを雑多に振り返る記事です。 SRE Advent Calendar 2018 の個人的おすすめ記事 SRE Advent Calendar 2018 は、スタディストのかつひささんが企画したアドベントカレンダーです。1個目のカレンダーがすぐ埋まってしまった…

艦これアーケードイベント全5回分の攻略率・周回数の時系列データ(CSV)を公開しました

Admiral Stats とは? 僕は2016年9月から2年以上、艦これアーケードのプレイデータ管理ツール Admiral Stats を開発・運用しています。Twitter アカウントと、艦これアーケードをプレイ済みの SEGA ID を持っている人なら、誰でも使えるサービスです。 www.a…

ボルダリングジム Rocky がリリースした新アプリ「サテライトロッキー」がすごい!

去年の8月に同僚から誘われてボルダリングを始めて、いまは週2でジムに行くくらいハマっています。具体的に言うと、無意識にこんなこと言い出してしまうくらいハマってます。 最近、ボルダリングをすると筋肉痛になり、筋肉痛が治るまで暇だからその間に仕事…

SRE Lounge #5 にて Backlog における SRE の事例について講演しました

SRE

僕は去年の8月にヌーラボに入社して、そこから Backlog の SRE として働いています。 SRE としての経験は約1年なのですが、ちょうどサービスが成長し、会社もエンジニアを積極的に採用して拡大している時期だったこともあり、色々な経験ができました。そのな…

kintone devcamp 2018 にて AWS Lambda を使ったサービス間連携についてのハンズオンセッションを行いました

8/2(木) に開催された kintone devCamp 2018 にて、kintone と Backlog を API 連携させる方法についてのハンズオンセッションを実施しました。サイボウズの方から企画の提案があって、(資料を作りながら自分でも)手を動かしてみる良い機会と思い、引き受…

Amazon API Gateway で API (Webhook) の呼び出し元 IP アドレスを制限する

前回の記事では、Webhook の受け口を Amazon API Gateway で作る方法をまとめました。 muziyoshiz.hatenablog.com この方法で作った API は、URLを知っている人なら誰でも叩けてしまいます。Amazon API Gateway は IAM や API キーでの認証をサポートしてい…

Webhook の受信を契機として複数の API を叩く Lambda 関数を Node.js で書きたいときのためのメモ

ときどき AWS Lambda の Lambda 関数を Python で書いてます。AWS Lambda 便利ですよね。 しかし最近、他の人に Lambda 関数をいじってほしいけど Python での開発環境を作ってもらうのが面倒なので、一度書いた Lambda 関数を Node.js で書き換える、という…

このブログ(無印吉澤)を HTTPS 対応させました

このブログ(無印吉澤)を HTTPS 対応させました。今後は HTTP の方にアクセスしても、HTTPS の方にリダイレクトされます。 Before: http://muziyoshiz.hatenablog.com/ After: https://muziyoshiz.hatenablog.com/ 今回はそのために必要だった作業と、結局…

Blob をファイルとしてダウンロードさせるブックマークレットが「何もしてないのに壊れた」話

背景 私は、趣味で 艦これアーケードのプレイデータ管理ツール Admiral Stats というサービスを開発・運用しています。これは、 SEGA の艦これアーケード公式ページ から自分のプレイデータを JSON 形式でダウンロードするツール(通称エクスポータ) プレイ…

Playbook 側から Ansible のバージョンを指定する方法(あるいは Ansible 2.x.0 を絶対使わせない方法)

もうすぐ Ansible 2.5 がリリースされますね。僕もそろそろ Ansible 2.5 Porting Guide とか読み始めました。 ところで、僕は Ansible のバージョンが上がった最初のリリースでつまづくことが多くて、どうしてもしばらく様子見してしまいます。例えば、Ansib…