「サテライトロッキー」改め「Satellite V2.0」とは?
去年の10月10日に、「Rocky」というボルダリングジムが、「サテライトロッキー」というアプリを初めてリリースしました。
「サテライトロッキー」は、それまでに他のジムが提供していたアプリ(会員証程度のもの)とは一線を画していて、当時あまりにも感動してブログ記事を書いたりしました。
あれから約1年経った今月の10月23日、このサテライトロッキーが大幅にリニューアルされて、名前も「Satellite V2.0」に変わりました!
【BIG NEWS】
— Satellite App & Holds (@Satelliteclimb) October 22, 2019
ついに。明日10/23(水)早朝。
Satellite V2.0がリリースされます。
インストールは以下URLより
※リリース前はサテロキになっています。
app store: https://t.co/W44l73qiqc
Android: https://t.co/VpflqscpSP pic.twitter.com/HzRs0jJPGJ
このアプリも期待を上回る素晴らしさだったので、今回改めて紹介記事を書いてみたいと思います。
(「サテライトロッキー」でググると以前のブログ記事が結構上位に出てしまうので、そのアップデートという気持ちもあり……)
そもそもボルダリングって何?
以前のブログ記事の冒頭で、「ボルダリングって何?」って方向けにボルダリングの軽い解説も書いてます。もし興味あればこちらをどうぞ。
最近だと「フリクションガール」というボルダリング漫画があって、こちらもおすすめです。ガチのクライマーの方が書いていて、品川ロッキーも取材協力してます(出てくるジムが思いっきり品ロキ)。このジムは初心者向け課題も多くておすすめですよ。
サテライトロッキーから引き継がれた基本機能
Satellite V2.0 の話に戻ります。
僕が思うサテライトロッキーの基本機能は以下の3つなんですが、Satellite V2.0 もこれらの機能をすべて持っています(詳しくは以前のブログ記事を)。
- 機能1. 完登した課題を記録して、あとから写真込みで確認できる
- 機能2. 全来店者でのランキングを確認できる
- 機能3. 他のクライマーをフレンド登録して、フレンドのチャレンジ結果も確認できる
また、ブログ記事を書いたあとのアップデートで、以下の機能もサテライトロッキーに追加されていました。これらも Satellite V2.0 に引き継がれています。
- 来店回数や月間ランキングに応じたポイント付与機能
- 会員証機能(会員番号のバーコード表示)
- YTM(有酸素トレーニングモード) … 指定した級の課題がランダムに10個選ばれ、それを1時間以内に完登することを目指すモード
Satellite V2.0 での新機能
新機能1. ロッキー以外のボルダリングジム、クライミングジムにも対応!
リリース時点で、荻窪 B-PUMP、横浜 B-PUMP、Base Camp 全店舗といった有名ジムに対応していました。また、リリース後も続々と対応店舗を増やしているようです。
しかも、今回からはリードにも対応! 例えば Base Camp 入間店を見るとリードの課題も表示されるようになっています。
Satellite の公式サイト を見ると、月額 7,980 円/1店舗 という低価格でジムの囲い込みを進めているようです。課題の写真をアップロードする工数がネックになりそうですが、そこも店舗向けマニュアルで PicsArt を使った方法を丁寧に解説してて手厚さを感じました(なぜか店舗向けマニュアルにまで目を通してる人)。
新機能2. ムービーリンク機能で、完登した課題の Instagram 動画などを共有できる!
これは前からずっと欲しくて、1年前のサテライトロッキーの紹介ブログにも書いていた機能!
自分が完登した課題の一覧から、「動画を追加する」リンクをクリックすると、Twitter や Instagram のリンクを追加できます。嬉しくて、Instagram にアップロードした過去1年分の動画を一気に登録しちゃいました。
登録したムービーは、各ユーザーのプロフィール画面の「ムービー」から確認できます。
また、「この課題をクリアした人の動画を参考にしたい!」といったときに、課題を完登したユーザーの一覧から「ムービーリンク付きユーザー」を探せるようになりました。
これまでは、完登動画を探したかったら Instagram で店舗のタグ(#宿ロキ とか)で検索したうえで、目当ての課題をクリアしてる動画を目視で探すしかなくて、なかなかつらみがありました。それと比べると、この Satellite の機能は断然便利です!
その他の細かな改善
その他の機能としては、バッジ機能も追加されました。
これはざっくりいうと「○級の課題を△△個以上完登!」とか「○級の課題をすべて完登!」などの条件でバッジをもらえるという機能です。(一定期間で課題は入れ替わってしまうから)特定の級をすべて完登しようとすると意外と苦戦するので、これは新たな目標になりそうです。僕はまだロッキー新宿曙橋店の3級全完登できてないので、それを目指してがんばります……。
他の細かな UI 改善としては、会員証の表示画面で、画面の明るさが自動的に強くなるようになりました。いままでは、バーコードリーダーでの読み込みが悪いときに、手動で明るさを変える必要があって手間でした。これは細かい点ですが嬉しい改善です。
今後のアップデートで予定されている機能
Satellite の公式サイト にて、Rocky の General Manager 竹内俊明さんが今後のアップデートに関してコメントされてます。
すでに物凄い多機能なアプリですが、次の大きなアップデートである「バトルモード」「トレーニングログ」ではクライミングジム界に革命をもたらす機能の提供を予定しております。
どういう機能なんでしょう……?
勝手に予想すると、「バトルモード」は大勢でコンペみたいに、一定時間で何課題クリアできるか競うようなモードでしょうか? 「トレーニングログ」はトレーニングボードなどを使った筋トレ回数を記録する機能とか? アップデートが今から楽しみです。
ちょっと不満なところ
色々紹介しましたが、最後にちょっと不満なところをいくつか。とはいえ UI に関する細かいところだけなので、今後のアップデートで直ってほしいなと……。
ムービーリンク機能の動線がまだ少しおかしい
新しく追加されたムービーリンク機能で、動線がまだ少しおかしいところがあります。
まず、ムービーリンクの追加場所が少し分かりづらいです。課題を完登したら「店舗」→「セット」→「級」と表示して、課題の左にある ○ をクリックして完登済みのチェックをつけることができます。ただ、この画面からムービーリンクを追加することはできなくて、一旦自分のプロフィールに戻って、「完登した課題の一覧」からその課題を探し直す必要があります。これが最初なかなか見つけられませんでした。
あと、他のユーザーのムービーが見たいときに、「ムービーリンク付きユーザー」から探せるよ、という話をしましたが、なぜかこの画面から直接ムービーのページに移動できません。
そのため、一旦その人のプロフィールを表示してから、「ムービー」を選んで、見たい課題を改めて探す必要があります。これは本当にどうにかならないでしょうか……。
タップできる箇所が分かりづらい
サテライトロッキーのときは白背景だったものが、Satellite V2.0になったタイミングで黒背景になったことが原因かもしれませんが、タップできる箇所が分かりづらいです。
特にムービーリンク関係が厳しくて、例えば以下の「動画を追加する」リンクのタップできる箇所がとても狭いです。この範囲外をクリックすると、課題を完登したユーザー一覧が表示されてしまい、(Android の場合)そこから「戻る」ボタンを押すと「完登した課題の一覧」の先頭まで戻されてしまいます。これは、過去のムービーリンクを追加するときに何度も引っかかってストレスでした。ぜひ改善をお願いします……。
ロッキー独自の番号システムのサポートがなくなった
ロッキーではもともと、すべての課題に異なる番号が、難易度順に振られていました。ロッキー以外のジムにも対応するために仕方なかったのだと思いますが、Satellite V2.0 からはこの番号の表示機能がなくなっています。
これは若干不便になったんですが、その代わりに「課題一覧で写真が表示されるようになった」「新しい課題が NEW と表示されるようになった」という改善も入っているので、実際使うとそこまで問題にはなりませんでした。
まとめ
Satellite V2.0 は、もともと非常に高機能だったアプリ「サテライトロッキー」を順当に進化させて、ロッキーという1つのジムに収まらない、今後の可能性を感じさせるアプリになりました。これからボルダリングを始める人には、ぜひこの「サテライトロッキー」で近場のクライミングジムを探して、ボルダリングに挑戦してみてほしいです!
インストールは以下のツイート内のリンクからどうぞ。
【BIG NEWS】
— Satellite App & Holds (@Satelliteclimb) October 22, 2019
ついに。明日10/23(水)早朝。
Satellite V2.0がリリースされます。
インストールは以下URLより
※リリース前はサテロキになっています。
app store: https://t.co/W44l73qiqc
Android: https://t.co/VpflqscpSP pic.twitter.com/HzRs0jJPGJ