無印吉澤

Site Reliability Engineering(SRE)、ソフトウェア開発、クラウドコンピューティングなどについて、吉澤が調べたり試したことを書いていくブログです。

Treasure Data Tech Talk 201607 レポート(古橋さんと成瀬さんの講演メモのみ)

イベント名:Treasure Data Tech Talk 201607 開催日時:2016-07-14(木) 会場:イベント&コミュニティスペース dots. 先週末に、Treasure Data Tech Talk に参加してきました。このイベントは毎回濃い話を聞けるので、行けるときはなるべく参加するようにし…

手を動かす Spark MLlib & Word2Vec Part 2 (Wikipedia 英語版から Word2Vec モデルを作るまで)

このシリーズについて Part 2 の範囲 Wikipedia 英語版のデータからコーパス作成 最終的にやったこと つまづいたこと コーパスの、S3 へのアップロード 最終的にやったこと つまづいたこと spark-submit で使う jar の作成 最終的にやったこと つまづいたこ…

手を動かす Spark MLlib & Word2Vec Part 1 (spark-ec2 でクラスタを構築するまで)

このシリーズについて Part 1 の範囲 Spark をローカル環境(Mac)にインストールする 最終的にやったこと つまづいたこと ローカル環境での Word2Vec の実行 最終的にやったこと つまづいたこと Amazon EC2 への Spark クラスタの構築(spark-ec2 を使った…

Habitat を触っていて気になった、細かいことあれこれ

Habitat について知りたい方は、まずは私がエンジニアブログに書いた Habitat の概要説明をご覧ください。自作のイメージ図を使って、Habitat のわかりにくい独自用語を解説しています。 recruit.gmo.jp で、上記の記事を書いた時に、あまりにも細かすぎるの…

Fluentd Meetup 2016 Summer レポート 〜 v0.14 の新機能からプラグイン開発者向け API まで

イベント名:Fluentd Meetup 2016 Summer 開催日時:2016-06-01(月) 会場:イベント&コミュニティスペース dots. 約1年ぶりに開催された Fluentd Meetup に参加してきました。今回は、5月31日にリリースされたメジャーバージョンアップの v0.14 について、…

OS X + Docker Machine + Cloudera QuickStart Docker Image で Spark MLlib のお試し環境を構築する

最近、Spark MLlib を勉強するための環境を作る機会があったので、せっかくなので Cloudera QuickStart Docker Image で環境構築してみました。その際に、普通に進めるとうまくいかないポイントがいくつかあったので、そのときの構築手順をまとめておきます。

社内Wikiに情報を書くときに守ってほしい、たったひとつのルール

このページについて これは、社内 Wiki に情報を書くときに、私が個人的に守っていて、チームメンバにもできるだけ守ってほしいルールの紹介記事です。このルールを実際に運用するためのコツについても、基本ルールの派生という形で紹介します。 想定する環…

Swim.com の workout データをエクスポートする方法

Swim.com 活用のすすめ 自分以外に使っている人を見たことないですが、Swim.com というスイマー用の SNS があります。 この SNS は、泳いだ距離や速さを自動的に記録できるスイムウォッチや、Swim.com アプリが動くスマートウォッチに対応しており、スイマー…

Ansible でインベントリのホスト変数を when に渡した際の不思議な動作(Ansible 1.9/2.0 共通)

同じグループに属するホストのうち、特定のホストのみで実行したいタスクがある、ということがたまにあります。そういうとき、私はインベントリファイルでホスト変数を定義して、この変数で処理を分岐させる、ということをしていました。 今回は、そんなとき…

Ansible 2.0 で追加されたモジュールおよびオプション一覧を無理矢理作る

Ansible 2.0 の売りの一つ:新モジュールの豊富さ Ansible 2.0 Has Arrived(日本語訳:Ansible 2.0リリース!)のなかで、Ansible 2.0 は「200個以上の新モジュール」を同梱している、と謳われています。 Ansible 2.0 also continues our long “batteries i…

Ansible 2.0 から使えるようになった consul モジュールを試してみた

Ansible 2.0 になって使えるモジュールが大幅に増えましたが、その中に Consul 関係のモジュールがいくつかあります。前から気になってたので、ちょっと試してみました。

Mastering Bitcoin(日本語訳 PDF)を読んで解決した疑問点、しなかった疑問点

「ブロックチェーン」という単語をニュースでよく見かけるようになってきたので、そろそろ常識として抑えておこうと思い、Bitcoin の名著として評判の高い "Mastering Bitcoin" を読みました。 Mastering Bitcoin: Unlocking Digital Cryptocurrencies作者: …

無印吉澤(旧)の RSS へのアクセスを、このブログにリダイレクトするよう設定しました

移転から1年近く経過し、はてなブログを使っていて特に問題も無いので、無印吉澤(旧)の RSS フィードに対するアクセスを、このブログに転送するように設定しました。 リダイレクトされてきた皆様お久しぶりです。実は1年くらい前から更新再開してました。最…

タニタの Health Planet から新しいデータだけエクスポートして Google Spreadsheet にポコポコ足していく方法

これまでのあらすじ 今回の内容 この記事を書いた時点のバージョン 事前準備 Health Planet API の準備 Google Drive API の準備 Drive API の有効化 Drive API に接続するための認証情報の作成 Google Spreadsheet ファイルの作成 Google Spreadsheet ファ…

Health Planet からデータをエクスポートするための embulk-input-healthplanet プラグイン

きっかけ:エクスポート機能がほしい 注意事項 使用手順 1. Health Planet のアカウント作成 2. Client ID および Client Secret の取得 3. Embulk のインストール 4. embulk-input-healthplanet のインストール 5. Embulk の設定ファイルの作成 6. 実行 ソ…

2015年12月に発表したスライド2件(Embulk 関連、Otto 関連)

年末は、この忙しい時に Ingress やりに沖縄行って美味しいもの食べてたせいでプレゼンの準備でバタバタしてました。 いずれのプレゼンもこのブログに書いたメモを発展させた内容なので、このブログしか見てない方向けにスライドを紹介しておきます。 あえて…

HashiCorp のツールを動かすと自動的に作られる checkpoint_signature とは何か?

Otto の動作を調べていて気付いたのですが、ottoコマンドを実行すると ~/.otto.d ディレクトリ以下に checkpoint_signature というファイルが自動的に作られるようです。 例えば、一度 ~/.otto.d ディレクトリを削除してから otto version を実行すると、以…

解説:Otto の基本概念、フォルダ構造、および Otto 0.1 では未実装の機能一覧

目次 目次 はじめに Ottoの基本概念 Appfile Infrastructure Flavor Foundation Directory フォルダ構造 Otto 0.1では未実装の機能(ドキュメントの記載) Application type および infrastructure type のプラグイン Custom Foundations Dependency version…

解説:Otto 0.1で dependency (AppType = docker) を指定した場合の動作

はじめに 結論 動作確認の結果 動作環境 サンプルアプリのダウンロード コンパイル ローカル環境への構築 ローカル環境への構築結果の確認 2015-11-24追記 AWSへのデプロイ AWSへのデプロイ結果の確認 最後に はじめに Otto とは、9月のHashiConfで発表され…

HashiCode #2 レポート 〜HashiConf 2015のSession内容や、新製品Nomad、Ottoの紹介など

イベント名: HashiCode#2 HashiCorp道場番外編 〜HashiConf 2015報告会〜 開催日時: 2015-10-19(月) 19:30-21:00 会場: インプレスセミナールーム(神保町) クリエーションラインの前佛さんのイベント HashiCode#2 に参加してきました。 今回の内容は、9/28…

SQLアンチパターンをパッと思い出すための一覧

SQLアンチパターン作者: Bill Karwin,和田卓人,和田省二,児島修出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2013/01/26メディア: 大型本購入: 9人 クリック: 698回この商品を含むブログ (41件) を見る SQLアンチパターン読みました。非常に面白かったです。…

Pebble Timeのswim.comアプリで泳いだ距離を自動的に記録する

Pebbleは防水のスマートウォッチです。公式サイトには、Pebble Time と Pebble Time Steelは30m防水、初代Pebble (Pebble Classic) と Pebble Steel は50m防水と書かれています。 2015-09-26追記: 記事を書いた時は30〜50「気圧」防水と誤解していたのです…

Ansible Meetup in Tokyo 2015.09レポート 〜Ansible 2.0の機能紹介、Ansible 2.0で組むKubernetesクラスタなど

イベント名: Ansible Meetup in Tokyo 2015.09 開催日時: 2015-09-14(月) 会場: 日経ビル6F 日経カンファレンスルーム(大手町) Webサイト: Ansible Meetup in Tokyo 2015.09 - connpass 最近、Ansibleを業務で使い始めて色々調べていたところに、ちょうどA…

AnsibleのGroupごと&状態ごとにServerspecのテストを書く

最近開発に参加したサービスで、サーバの構築はAnsibleのPlaybookで自動化されているのですが、構築後のテストは手作業で行っている環境がありました。それだけなら、正常にサービスが動作している状態をServerspecで定義すればテストできそうですが、このサ…

第3回ペパボテックカンファレンス レポート 〜 ポエム駆動開発、YAPC::Asia Tokyoでベストトークを取る方法など

第3回ペパボテックカンファレンス - connpass 最近、採用目的(YAPCで流れまくってた動画)の技術者向けアピールに積極的な印象のある、GMOペパボの第3回ペパボテックカンファレンスに参加してきました。第1回は4/19に東京開催、第2回は7/4に福岡開催。そして…

YAPC::Asia Day 2 レポート 〜 Mackerelの開発言語、ペパボのデプロイ高速化など

引き続きDay 2も参加してきました。昨日のDay 1のレポートはこちらをどうぞ。 関連記事:YAPC::Asia Day 1 レポート 〜 Miiverseのデプロイ手法、HTTP/2、Electronなど - 無印吉澤@HatenaBlog Day 2に聴講したセッションはこちら(↓)。ベストトーク賞(1日…

YAPC::Asia Day 1 レポート 〜 Miiverseのデプロイ手法、HTTP/2、Electronなど

YAPC::Asiaの2日チケット(Tシャツあり)を購入して、1日目参加してきました。僕が聞いたセッションはこちら。 1日目(2015-08-21)のトークスケジュール Opening (Daisuke Maki) メリークリスマス! (Larry Wall) 世界展開する大規模ウェブサービスのデプロ…

embulk-filter-insert 1.1.0リリース(Liquidで環境変数を挿入できるようになりました)

Embulkが0.6系から0.7系にメジャーバージョンアップされて、色々と機能が増えたのに加えて、APIにも変更が加わったようです。 リリースノート Release 0.7.0 — Embulk 0.7 documentation Release 0.7.1 — Embulk 0.7 documentation プラグインを開発している…

GitHub Wiki (personal plan)を個人用Wikiとして使ってみた話

個人的な読書や勉強のメモを取るツールとして、かなり昔は紙copiやEvernote、ここ数年はEmacs + howmを使っています。howmはとても良いツールなのですが、いくつか不満があり、有料でもよいからクラウドサービス型のWikiに移行できないものかと考えていまし…

Pebble Timeは実用品かわいい

Pebble Time(白)買いました。1週間ほど使ってみて、ものすごく気に入ったので、勢いに任せて紹介記事を書いてみます。